スロットルについて
■省電力化について
■スロットルについて
■スロットルの発生について
Flash Player の表示が隠れた場合、スロットル状態となります。
例えば、ブラウザをスクロールし、Flash Player が隠れた場合に発生します。
例えば、新しいタブを追加して、ページが隠れた場合に発生します。
デスクトップ向け Adobe AIR では、スロットルは発生しません。
■スロットル状態の動作について
描画関連の処理は、スキップされます。
サウンドの再生は、通常通りに動作します。
■一時停止について
■一時停止の発生について
Flash Player の表示が隠れた場合、一時停止状態となる事があるようです。
モバイルデバイス上で、サウンドやビデオを再生していない時に、ステージの表示が隠れると発生するようです。
■一時停止状態の動作について
フレームレートが、0 fps となります。
マウスやキーボード操作などを、無視します。
ネットワーク系のイベントは、通常通りに動作します。
■スロットルや一時停止のサポート状況について
実行環境ごとのサポート状況については、公式リファレンスが参考になります。
http://help.adobe.com/ja_JP/FlashPlatform/reference/actionscript/3/flash/events/ThrottleEvent.html
スロットルの発生を監視する
スロットルの発生を監視する
スロットルの発生を監視するには、ThrottleEvent.THROTTLE イベントを使用します。
Flash Player 11 以降で利用可能です。
デスクトップブラウザでの検出は、Flash Player 11.2 以降から対応しています。
任意の表示オブジェクトに対して、リスナーを登録します。
スロットルの発生を監視する
import flash.events.ThrottleEvent;
// ------------------------------------------------------------
// スロットルのステート状態に変化があると実行されるイベント
// ------------------------------------------------------------
stage.addEventListener(ThrottleEvent.THROTTLE,function (e:ThrottleEvent):void{
// 出力テスト
trace(e);
});
ThrottleEvent のプロパティについて
ThrottleEvent オブジェクトには、以下の読み取り専用のプロパティがあります。(一部抜粋)
プロパティ名 | 型 | 説明 |
state | String | 現在のステート情報が得られる。ThrottleType.* |
targetFrameRate | Number | 現在のフレームレート値が得られる。 |
ThrottleType 定数について
スロットルのステート情報として、以下のタイプが定義されています。
プロパティ名 | 文字列 | 説明 |
ThrottleType. | "resume" | 通常の実行状態です。 |
ThrottleType. | "throttle" | スロットルの状態です。(約 2 ~ 8 fps) |
ThrottleType. | "pause" | 一時停止の状態です。( 0 fps) |
取得例
スロットルのステート状態に変化が発生したか調べる
import flash.events.ThrottleEvent;
import flash.events.ThrottleType;
// ------------------------------------------------------------
// スロットルのステート状態に変化があると実行されるイベント
// ------------------------------------------------------------
stage.addEventListener(ThrottleEvent.THROTTLE,function (e:ThrottleEvent):void{
// ステート情報を取得する
var state:String = e.state;
// フレームレートを取得する
var frame_rate:Number = e.targetFrameRate;
// 出力テスト
trace(state);
trace(frame_rate);
});